本気で空気に取り組もうとした空気清浄機。アメリカのベンチャー企業の製品。ブランド名は「Airdog」。日本語だと「空気犬」じゃなくて、「空気の番犬」というところか。 まず、フィルターが凄い。HEPAフィルターで、ないのだ。HEPAフィルターが濾せるサイズは0.3マイクロ。幸い、コロナウィルスは接触感染、飛沫(1マイクロ程度)感染だったので、HEPAフィルターもしくは、同様の性能を有するフィルターでも対応できたが、空気感染するウィルス(ウィルスサイズは基本0.1マイクロ以下)が表舞台に立つと手も足も出ない。怖くて、換気もできない状態となる。 Airdog「X5D」は単純な濾過方式を採用していない。空気清浄機で、もう一つ採用されている方式、帯電集塵方式を採用している。帯電集塵方式というのは、集めた空気中の浮遊物を帯電させ、それを集塵フィルターで集める(吸着させる)方法。フィルター単独の清掃試験では、0.0146マイクロ。これならウィルスが単独で空中浮遊していても捉えることができる。 が、普通のユーザーにとり嬉しいのは、フィルターが洗えることではないだろうか?