アマゾンの「VTJP-500」のレビューに気になるものがあった。
レビュー自体は、「VTJP-500」の前のモデルである「DT-500VA」のものであったが、内容は「プラグとコンセントの極性を合わせないと、220Vの出力が出ずに、100Vが出力される。そして、更に本体の電源をOFFにしても、そのまま100Vがずっと出力される」というもの。
「3Pプラグでは無いので、極性を逆に刺す事なんてザラにあると思うし、220V欲しいのに100Vしか出力されないとは、なかなかのトラップだな」と思い、メーカーに問い合わせした。
メーカーからの返答では「極性を合わせないと、本体電源OFFにしても、電流が垂れ流されるケースは、ある」との事。
You Tubeで調べていると、これは、この昇圧器だけの現象ではなく、延長タップで極性を合わせないとスイッチをOFFにしても、ずっと電流が出力されるというケースは、珍しくないようだ。ただ、それが「DT-500VA」と同様に100Vであるかどうかは、知らないが。
要は、極性を合わせてやれば良いので購入後、テスターで色々調べてみた。
壁コンセントの電圧は105Vの環境下で
【極性があっている場合】
230Vは、230Vで出力される。
本体電源をOFFにすれば、ちゃんと電源が切れて、電力垂れ流しは無し。
【極性があっていない場合】
「DT-500VA」の時代とは違い、230Vは、ちゃんと230Vで出力される。
本体電源をOFFにしても、どの差込口からでも10V程度の電流が流れる。
結局、プラグを壁コンセントに逆に差した場合でも、230Vが供給されている。
この点は安心しても良いと思うし、通常、昇圧器側でON・OFFする事も無いので、昇圧器スイッチOFF時に10Vの電力が垂れ流しであったとしても、実用上問題ないと思うが、一応、極性を合わせて設置した。
110Vは昇圧されず、105Vそのまま出力されるようなので、この昇圧器は「230V」専用機である。
「110~120V」が欲しい場合は、別の昇圧器を購入する必要がある。
昇圧器の極性問題が解決したと思ったら、今度は、DACのプラグと「VTJP-500」の極性が合わないという問題が発生したが、これは逆でも特に動作に問題無い。
一応、極性を合わせるパターンと逆パターン聴き比べたが、同じだった。