27年間使ったサンヨーの掃除がついに壊れたので、新たに紙パック式を買おうと思った。半年前に2階用に日立「 CV-V500-P」を購入したが、その時、どちらを買おうかと迷ったパナソニックを購入した。本来なら「紙パック」を共有できるように同じ掃除機を買うのが合理的だが、機械マニアの私としてはメーカーの違いも知りたかった。両機は値段も似たようなものなで、ライバル同士だと思うが、使ってみると、使い勝手に差がある。一番の違いは吸い込み管の差し込み方式だ。日立は摩擦利用のねじ込み式で、簡便だが緩みやすい。パナソニックははめ込み式なので、カチンとはめれば、外れることはない。また蛇腹ホースの付け根が本体側、持ち手側の両方が回転式になっているパナソニックは掃除中くるくる回しても、ホースがねじれることない。日立は持ち手側だけが340度ぐらいの回転式なので、掃除の途中でねじれてしまい、ホースを持ち変える必要がある。電源スイッチは両者共「弱、中、強」の3段階切り替えだが、日足はどれも使えるが、パナソニックの場合、基本は「中」。弱はカーテンなど吸い込みが強くては困る物への使用を考えているので、吸引力は弱め(150W)で、普通の掃除には使えない。その為、スイッチを押したら「中」になるように設定されている。本体取っ手は、日立は本体中央で重心の中心点。パナソニックは本体先端部。どうして重心の所に設定しないのかと、疑問に思っていたが、格納時に納得した。立てて格納することを考えてあるパナソニックは先端部取っ手のほうが扱いやすいのだ。本体重量は似たり寄ったりだが、大きさはパナソニックの方が小さい。ただ小さいせいか、騒音はパナソニックの方がややうるさい。
総じて、パナソニックの方がよく考えられ作られており、これは一般的な家電の日立とパナソニックの関係と同じだ。どちらも一長一短あるが、「たかが掃除機」と馬鹿にせずに、取扱説明書はちゃんと読むことをお勧めする。取扱説明書を読むことによって、メーカーの「思い」や思わぬ使い方が分かるものだ。
ちなみに、共に外国製だが、日立はタイ製、パナソニックは中国製である。